BALLY
靴から始まったラグジュアリーブランド。
最高品質の素材を使用し優れた職人技術を掛け合わせたモノづくりは世界中の人々を魅了し続けている。
このブランドの基本情報やデザイン、人気アイテム、中古相場まで大解説!
BALLYの基本情報
| ブランド名 | BALLY |
|---|---|
| デザイナー | Carl Franz Bally(カール・フランツ・バリー) Max Bally (マックスバリー) Scott Fellows(スコット・フェローズ) 1999~ Melissa Loyd Maish(メリッサ・ロイド・メイッシュ)2002~ Brian Atwood(ブライアン アトウッド) 2008~ Michael Herz、Graeme Fidler(マイケル・ヘルツ、グラエム・フィドラー) 2010~ Pablo Coppola(パブロ・コッポラ)2014~ |
| 国 | スイス |
| 立ち上げ時期 | 1851 ~ |
BALLYは1851年にスイスで立ち上げられたブランドです。
元々はゴム製リボンとサスペンダーの製造業でしたがパリジェンヌの靴に惹かれたことがきっかけで靴製造業を開始。
いち早く機械化に取り組み世界的なブランドとなり今日に至ります。
ちなみに洋服、ハンドバッグ、レザーアクセサリーの展開は1976年から始まっています。
また1988年にバリージャパンというライ日本向けのライセンス会社を設立しています。(偏見ですがこれのせいで日本での知名度やイメージが良くないイメージです。)
定価の値段帯
| Tops | 約¥30000~ |
|---|---|
| Bottoms | 約¥40000~ |
| Outer | 約¥100000~ |
| Shoes | 約¥50000~ |
| Bag | 約¥50000~ |

BALLYの特徴

BALLYの特徴といえばこちら。
①高品質な素材と職人技術
BALLYは創業以来、最高品質の素材を使用し優れた職人技術で製品を作り上げてきました。
そのためBALLYの商品は耐久性に優れ、長く愛用することができます。
②クラシックで洗練されたデザイン
BALLYのアイテムはクラシックなデザインが特徴であり時代を超えて魅力的なスタイルを提供しています。
シンプルでありながら洗練されたディテールや独自のアイデンティティが光ります。
③高級感と快適さの融合
BALLYの製品は高級感と快適さを兼ね備えています。
快適な着心地や履き心地、使いやすさにこだわりながらも、優れたデザインと素材を通じて上品な印象を与えます。
BALLYのデザイナー
①Carl Franz Bally(カール・フランツ・バリー)

BALLYの初代デザイナー、創設者はカール・フランツ・バリーという人物です。
父親が経営していたゴム製リボンとサスペンダーの製造業を引き継ぎ、パリジェンヌの靴に惹かれたことがきっかけで靴製造業を開始。
いち早くアメリカやイギリスの最新の技術を導入し、製造工程の効率化。
そうしてイギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパ各地に進出し高級シューズブランドとしての地位を確立させます。
経歴としては以下の通りです。
- 1847年、弟とともに父親のゴム製リボンとサスペンダーの製造業を引き継ぐ。
- 1850年、パリに出張した際に婦人靴に魅了され、靴生産技術の開発をスタート。
- 1851年、スイスのシェーネンヴェルトで会社を設立し事業を開始。
- 1870年代、アメリカやイギリスの最新の技術を取り入れ、製造工程の効率化に成功。ヨーロッパの靴産業の頂点に。
- 1899年、死去。
②Max Bally (マックスバリー)

マックスバリーはカール・フランツ・バリーの孫にあたる人物です。
彼はアーラウ工科大学を卒業後にヴィンタートゥールのスルザー兄弟の下で機械工学を学び、さらにシュトゥットガルト工科大学に入学、卒業して BALLYのそれらの知識を持ち込みました。
また機械一辺倒ではなく手作業によってつくられる「スクリープ」をリリースして大ヒットを飛ばしています。
③Scott Fellows(スコット・フェローズ) 1999~

1999年に世界有数の投資会社テキサス・パシフィックグループが資本参加。
2001年新CEOマルコ・フランキーニが就任しインターナショナルデザインチームを結成します。
ライセンス経営によりブランドイメージが不振に陥っていた為、シューズ以外にバッグや衣料品を含めた「最上の最高の日常着」をテーマに全世界のイメージを統一を目指します。
改革の際にクリエイティブ・ディレクターにサルヴァトーレ フェラガモで経験を積んだスコット・フェローズを招集。
「シックでぜいたくでカジュアル。エキサイティングな日常着」をテーマにコレクションを発表。
その際にバリーのBをグラフィカルに配置した「BUSY-B」をリリースし大ヒットを記録します。
ですがわずか一年で辞任します。
経歴としては以下の通りです。
- 1964年、生まれ。
- 1987年、カーネギーメロン大学を卒業。
- 1993年、フェローはハーバード大学でMBAを取得。
- 1993年、フェラガモのマーケティングおよび戦略のディレクターに就任。
- 2000年、バリーのクリエイティブ・ディレクターに就任。
- 2003年、バッサムと提携してバッサムフェローズを設立。
④Luca Ragonese(ルカ・ラゴネーゼ) 2002~
2002年にメンズ全般のディレクターにジョン ガリアーノのもとで働いていたルカが就任します。
ですが2006年に37歳の若さで死去。
④Melissa Loyd Maish(メリッサ・ロイド・メイッシュ)2002~

2002年にレディースアクセサリーのクリエイティブ・ディレクターにフェラガモのレディースウェアのディレクターを務めたメリッサが就任します。
2003年にはレディースのコレクションを担当。
⑤Brian Atwood(ブライアン アトウッド) 2008~

2008年秋冬コレクションからヴェルサーチのアクセサリーラインを担当していたブライアンが総合クリエイティブディレクターに就任します。
アクセサリー部門のデザイン・ディレクターJohnny Coca、プレタポルテ部門のデザイン・ディレクターAndrea Pompilio、シューズ部門のデザイン・ディレクターSara Johnsonらデザインチームを率いていました。
経歴としては以下の通りです。
- 1996年、ジャンニ・ヴェルサーチに入社。
- 2001年、独立して自身のシューズブランド「ブライアン アトウッド」を立ち上げる。
- 2003年、CFDAのアクセサリー部門でペリー エリス賞を受賞。
- 2007年、BALLYのクリエイティブディレクターに就任。
⑥Michael Herz、Graeme Fidler(マイケル・ヘルツ、グラエム・フィドラー) 2010~

2010年にアクアスキュータムのヘッドデザイナーを務めたマイケル・ヘルツとグラエム・フィドラーがクリエイティブ・ディレクターに就任。
バリーの伝統を重んじながらもモダンさをプラスしたデザインを打ち出します。
⑦Pablo Coppola(パブロ・コッポラ)2014~

2014-15年秋冬コレクションよりデザインディレクターに、セリーヌやトム フォードでキャリア経験のあるパブロ・コッポラを起用。
アイウェアなどを含むメンズ・ウィメンズ、全てのコレクションのデザインを担当します。
BALLYの代表アイテム
①シューズ

BALLYの靴は高品質な素材、職人技術、洗練されたデザインにより、世界中の人々から高い評価を受けています。
厳格な基準で選ばれた素材を熟練した職人たちが細部にまでこだわり仕上げます。
洗練されたデザインと優れたフィット感、耐久性と長く愛用できるアイテムとなっています。
特に人気の高いのが「スクリーブ」と呼ばれる紳士靴です。
創業100周年である1951年に誕生した「スクリーブ」は破綻のないステッチワーク、気品あふれる手染めのアッパー、内蔵物のコルクから糸一本にいたるまですべて天然の素材だけでつくられたシューズです。
当時は世界的に大流行し一世を風靡しました。
ちなみに名前の由来はカール・フランツ・バリーの孫にあたるマックス・バリーが泊まっていたホテルの名前です。
②バッグ
BALLYのバッグは品質、デザイン、機能性の三位一体となった魅力的な製品です。
こちらも厳格な基準で選ばれた素材を熟練した職人たちが細部にまでこだわり仕上げます。
またBALLYのバッグはビジネスシーンからカジュアルなデイリーユースまで多様なスタイルと用途に対応しています。
トートバッグ、ハンドバッグ、ボディバッグ、バックパックなど、さまざまな形状とサイズが揃っています。
ファッションのアクセントとしても機能し、個性的なスタイリングに彩りを添えます。
特に人気の高いのがバリーラインと言われる赤と白のストライプテープが取り付けられたアイテムが人気です。
BALLYのコラボ
①BALLY×SWIZZ BEATZ

スウィズが「Bally is Back!(バリーが帰ってきた!)」というコメントとともに、バリーのスニーカー「Ascona」の写真をInstagramに投稿したことがきっかけで2017年にコラボレーションを行いました。
1990年代ファッションを彷彿させるカラフルかつワイルドなモチーフ刺繍やペイントなどシューズやバッグなどの服飾品、衣料品をラインアップ。
BALLYの別ライン BALLY HIKE

BALLY HIKEは2021年に最新のテックウェアのコレクションとして立ち上げられたBALLYの子ブランドです。
鮮やかな色使いが魅力的なハイカットとローカットのハイキングシューズ、大胆なデザインとバックル使いが特徴的なバックパックや多用途バッグなど、機能性と美しさが調和したアイテムをリリースしています。
またBALLYらしくオーガニックコットンや、ラバーコーティングをほどこしたカーフスキンレザーなどの高品質な素材を用いることで、高い耐久性も実現。
テクニカルな機能、独創性、そして職人技を融合させたブランドとなっています。

BALLYを着た有名人
現在のところ情報はございません。情報が入り次第更新いたします。
BALLYの中古相場
中古での値段帯
| Tops | 約¥3000~ |
|---|---|
| Bottoms | 約¥5000~ |
| Outer | 約¥5000~ |
| Shoes | 約¥3000~ |
| Bag | 約¥3000~ |
BALLYを中古で買う場合
BALLYを中古で買う場合ですがかなりお安くご購入いただけます。
というのもBALLYは基本的に中古での需要が無く、人気も高くありません。
また昔からあるブランドの為流通量が多いので余計に値段が落ちています。
ちなみに現行アイテムは定価が高いのですが中古になると上記の要因に引っ張られて恐ろしいくらいの値崩れを起こします。
コスパで考えると一番いいブランドな気がします(笑)。
BALLYを売る場合
このブランドを売る際ですが高く売りたいのであればメルカリなど個人間取引や宅配買取がおススメです。
ただメルカリなどは売れるのに時間がかかる場合がございます。早く手放したい場合は宅配買取を申し込みましょう。
ちなみにキガエルが高価格で買い取ってくれるためおススメです。
気になった方はページ下部にてご一読ください。
古着バイヤーが見つけたおススメアイテム
相場を知り尽くした元リユース古着店の僕が見つけたおススメアイテムがこちら!
BALLYのレザーコートです。
定価で20万円オーバーするアイテムが約3万円ほどと激安です。
しかもハイブラ系にありがちな古いアイテムだから安いというものではなく近年のタグもの。
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BALLYを取り扱っているショップ
公式ショップにて取り扱いがございます。詳しくは下記公式サイトよりご確認ください。
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