スコットランド生まれの約100年の伝統を持つ最高級カシミヤニットブランド。伝統あるインターシャ織りを職人が手作業で作るニットはその値段にも納得の作品。
基本情報
- BALLANTYNE (バランタイン)
- デザイナー マッシモ・アルバ (2002~) ダビッド・ディ・フィルモ (2009~)
- 国 スコットランド
- 立ち上げ時期 1921~
BALLANTYNEは1921年に創立したスコットランドのニットウェアブランドです。
このブランドの特徴はカシミアの中でも最高級の「特級」のカシミヤのみを使い、スコットランドで編むというもの。肌に触れたときに特有のしっとりとした心地よさを感じられる一品。そのため定価はとても高いですがその手触りや高級感などセレブ御用達といえる一品ばかり。
そんなBALLANTYNEはもともとBALLANTYNE・CASHMEREという社名でした。そのためカシミヤニットに関しては100年近い歴史とその技術を有しています。その技術とはスコットランド発祥の伝統技術である「ハンドインターシャ」と呼ばれる編み方。方眼紙に原寸で描かれたデザイン通りに、熟練の職人が一目一目手で糸をかけていき、独特の風合いある織り模様を描いています。
インターシャとは、網み機で象眼細工のようなはめ込み模様をつくる柄編みのこと。「象眼で飾る」という意味のイタリア語、インターシアーレ(intarsiare)に由来する。 https://www.fashion-press.net/words/548
この編み方でよく見かけるのがアーガイル柄のニット。なので、もちろんBALLANTYNEの代表的な柄の一つ。

そんなBALLANTYNEですが、過去に投資会社に買収されてからは、スコットランドには生産拠点を、デザイン部門もイタリアにおいているそうです。なのでイタリア製のアイテムも増え、デザインがおしゃれなものが増えた印象です。
さらにエルメス(HERMES)のカシミアニットを手掛けるファクトリーブランドでもあります。その他、ラグジュアリーなデザイナーズブランドのカシミアニットも手掛けるなど世界に認められた品質が伺えます。
またStarck with Ballantyneというマシュー・ウィリアムソンとのコラボラインがあります。そのテーマは 「インテリジェント・カシミヤ」。新たな人間工学とコンテンポラリーなフィッティングを併せ持った、多目的なウェアを展開しています。

代表アイテム ニット
ここまで語りましたので、人気アイテムはニットなのは言うまでもないでしょう。素材、技術、着心地すべてにおいて最高級の極上ニット。特に人気の柄はハンドインターシャの織り方の代名詞たるアーガイル柄です。
定価の値段帯
ポロシャツ 約2~5万円
ニット 約5~10万円
中古相場
そんなBALLANTYNEの中古相場ですが人気のニットは高く、それ以外は安いです。具体的に言うと、ポロシャツ、年代の古いもの、状態の悪いもの、コットン100%のものなどは安くつく傾向です。また、アウターもそこまで高くなく、知名度も高くなく、年代が古かったり、デザイン状態の悪いものだと1万円を切ることも珍しくありません。一応定価が高いのでデザインの良いものは高くつきますが。
一方で人気のニットは状態がよく、最近のもの、ウールやカシミヤなどは2~3万円ほどです。中でもタートルネックやアーガイルは高くついている傾向です。
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