CHARMCULT
90年代から2000年代にかけて一世を風靡したロックバンド、そのボーカルを務めた清春が手がけるブランド。
清春の着たいと思う服を作り、彼の体型に合わせた細みのアイテムたち。着る人は限られるが着こなせば、まさに清春そのもの。
このブランドの基本情報やデザイン、人気アイテム、中古相場まで大解説!
基本情報
- CHARMCULT (チャームカルト)
- ディレクター 清春 (森 清治)
- 国 日本
- 立ち上げ時期 2004〜2009
CHARMCULTは2004年に「黒夢」、「SADS」の清春が立ち上げたブランドです。
ブランドコンセプトは「今自分が着たい洋服を直感的にイメージし形にする事」というもの。
清春とは?
ここで軽く清春についてご紹介します。といっても僕は世代じゃないので温かい目で見守ってください笑。
清春というと、今の若い子は余りピンとこないかもしれませんが、1990年代から2000年代に活躍したバンドのボーカルの方です。
https://www.barks.jp/news/?id=1000126671&page=2
「黒夢」というヴィジュアル系バンドのボーカルを担当していたのが清春です。当時、ヴィジュアル系が人気を博していた時代。インディーズから始まった「黒夢」でしたが、メジャーデビュー後にオリコン1位を取る程大人気となります。
そうした熱冷めやらぬ中、「黒夢」は1999年に解散。
同年、「SADS」というバンドを結成。それに伴い、派手な衣装を辞め、メイクを落とし、普通の格好をするようになり、ファッションリーダーとして人気を集めるようになります。
しかし、2003年に「SADS」の活動を休止します。その活動休止中に清春のソロ活動やこのCHARMCULTを立ち上げています。
ちなみに清春は他にもブランドを立ち上げており、Moonage Devilment、MENTAL、レディースのJubilee & Mayhem (現在は消滅)などがあります。
Moonage Devilment については別記事でご紹介させていただきます。
個人的にはこの格好を見てバンダリアが欲しくなりました。笑
特徴
ブランドコンセプトは「今自分が着たい洋服を直感的にイメージし形にする事」。
ファッションリーダーとしても人気を集めていきた清春が手がけるだけあって、彼らしいシャツやデニムなどが人気を集めています。
しかし、残念ながらCHARMCULTの服は、誰にでも似合うものではありません。
なぜならCHARMCULTは、清春氏が自分で着ることを前提にした、自分が最高だと思うようなデザインになっているからです。
つまり、清春の体型、約171cm、50kgと細身の人が着る前提のデザイン。
サイズ展開はしているものの、基準が清春なのでとにかく細い。
それでもファン人気が高く、自身の体型を絞って着る方もいるほど。
ですが2009年にラストコレクションを発表し、ブランドを解散します。
代表アイテム レザージャケット
そんなCHARMCULTの人気アイテムはレザージャケットです。
このブランドが出ていた時代のトレンドが細身全盛期。そのため周りのブランドも当然細身なものが多かったのですが、大胆にまで細身なものは 売れにくいリスクもあるため、多くありませんでした。
しかし、CHARMCULTは清春の体型に合わせたもの。この細身のレザージャケットは他のブランドには余りなく、ファンには眉唾物と人気を集めました。
CHARMCULTが流行った当時から考えると今の時代に合う服はほぼありません。
しかし、細身のレザージャケットというのはロックの代名詞であり、それは不変なもの。
そのため今でもCHARMCULTのレザージャケットは高く取引されています。
定価の値段帯
データなし
中古相場
CHARMCULTの中古相場ですが、とても安く取引されているようです。
今の時代がビックサイズやノームコアなどのトレンドがまだまだ現役。そのためCHARMCULTの物は細身、カジュアルすぎる物が多く、ファン以外には見向きもされていません。
ただ、今でも使える物やロックなテイストの物があるため、安く掘り出すこともできるかも。
ちなみに、レザージャケットに関しては清春の体型に合わせた細身のものは市場には余りないため、やや高く取引されています。
古着バイヤーが見つけたおすすめアイテム
今回ご紹介するアイテムはこちら!
チャームカルトのバンドカラーシャツです。
色味といい、ビブの切り返しといいセンスあふれる一着です。
ロックに合わせなくても、ベーシックなコーディネートに合わせてもいいかも。ぜひチェックしてみてください!
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